アンサンブル室町公演リハーサル
アンサンブル室町は、これまで踊りやジャグリング、人形浄瑠璃などとコラボレーションしたりしてきましたけれど、
今回は割とシンプルに、曲は曲単体で演奏され、間に朗読が入ります。
曲の美しさと壮大さだけでなく、楽器そのものの特性や出演者一人一人が魂を込めて生み出すそれぞれ音の響きの美しさが、奏者の思考までも感じ取れるくらい、ホール全体に空間に純粋に表現されていて、映画館で一つ映画を観終わった時のような高揚感とか、爽快感、満たされた感覚、を味わって頂けるのではないかなと思います。
自然に帰りたくて、なんとかして近付きたくて芸術家たちはそれを形にしようと奮闘しているところがあります。
人が生み出すものも、全ては自然からのインスピレーションや見たり聞いたり感じたものを人間を通して、ただ伝えてくれている。
人がしていることのようで、実はしていない。させられている、させて頂いている。
会って話をする会話は、言葉以外のところでも、表情とか目の動きとか間とか、あとは普段考えていることも影響してくるし、目に見えないものの方がこの世には沢山あるわけで、
演奏会を聴いて何か感想言わないと、なんていう野暮なものも要らないし、そこにいるだけで良い、ただ本物本質に触れて頂きたい思います。
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