アンサンブル室町終演

こんばんは。
今年もあと僅かですね。
先日下北沢にある北沢タウンホールにて、アンサンブル室町の演奏会がありました。
毎回出ているわけではありませんが、メンバーの一人として、毎年年末恒例になっている、このアンサンブル室町公演に参加させて頂くことが、私にとって幸せなひと時です。
リハ練習は4日間あって、大体母校の藝大で行われるのですが、それがまた私にとっては懐かしくて楽しい日々です。
普段は、笙の入る現代曲は少なくて演奏の機会もないので、余計に幸せです。
Photo: Yoshihito Yokokawa
写真は小さいですが、私は真ん中辺りの後ろにいます。
箏や三味線、琵琶、尺八、龍笛、篳篥、笙、篠笛、能管、胡弓、邦楽打楽器などの和楽器と
チェンバロ、リコーダー、トラヴェルソ、バロックヴァイオリン、テオルボ、ヴィオラダガンバ、パーカッションなどの古楽器
のコラボレーションに、
今回は人形浄瑠璃が加わりました。

Photo: Yoshihito Yokokawa
初めて間近に人形浄瑠璃を拝見しましたが、とても感動的でした。
自分も伝統音楽に携わってはいるものの、やはり日本に昔から今に至るまで伝えられている素晴らしい芸術、技術を、世の中の移り変わりが激しい中でも観られるということは、贅沢でもあり、日本人としての魂がその芸能の中に残って引き継がれていることであり、
目には見えない"精神"がはっきりと見えました。
見えないのではなく、見えているのと同じに、感じることができる。それは見えているも同じことです。
感じる、そこに確かに"在る"ものです。
目で見ず、耳で聞かず、鼻で嗅がず。
五感を超えて、目でも耳でも触覚でも嗅覚でもない、感覚、感じるツールを超え、確かに在るもの。
Photo: Yoshihito Yokokawa
また来年も参加できたら嬉しいです。
このホームページのNEWSをご覧くださっている皆様、お仕事で関わった皆様、
今年もありがとうございました。
来年もよろしくお願い申し上げます。
Photo: Yoshihito Yokokawa

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